ピアノを弾くと脳が育つ!!

 
 
脳が大きくなる!!
子どもの頃かピアノの練習を続けると、小脳の体積が5%大きくなるそうです。
5%というのは小脳の細胞の数で約50億個になります。
小脳は平衡感覚、運動の強さや力の入れ具合、バランスなどを計算して調節するなど運動調節機能を
担当しています。
また自律神経機能の調節にも関与しています。
 

脳神経情報伝達のスピードアップ!!
11歳までに行う練習は脳神経細胞の情報をやり取りするケーブル(鞘)を発達させます。
それによって情報伝達のスピードがアップします。
 

多くの情報を同時処理!!
 ピアノは左右の手が同時に違う事をし続けるので、右脳と左脳をつなぐ橋(脳梁)が太くなります。
そのため、左右の脳を行き交う信号が一度にたくさん通れるようになるので、多くの情報を同時処理する
ことが出来ます。


IQアップ!!
 ある実験で子ども達が3つのグループに分かれ、それぞれピアノ ・ 声楽 ・ 演劇のレッスンを受けて
もらったところ、ピアノと声楽の子ども達の方がIQテストの成績の向上が著しかったそうです。
音楽のレッスンは音楽能力のみならず、他の認知機能の向上につながります。



HQアップ!!
HQ(人間性知能)とは人間らしさの機能のことで、将来への展望 ・ 高い思考力 ・ 主体性 ・ 達成感 ・ 探求心 ・ 感情の抑制や理性 ・ 社会性 ・ 相手の気持ちを知る、などの働きです。
小学校低学年の子ども達を対象とした調査では、学習塾や英会話、スポーツ系など他の習い事において
ほぼ変化の見られなかったHQがピアノのレッスンだけ突出して高くなることが分かったそうです。



ワーキングメモリの向上!!
ワーキングメモリは作業や動作に必要な情報を一時的に記憶 ・ 処理する能力です。
この機能は会話 ・ 読み書き ・ 計算など日常のあらゆる判断や行動に関わっています。
特に8歳頃までの脳は、ワーキングメモリを伸ばすことで、運動知能の神経システムを効率的に向上させることが出来ます。
 

記憶量アップ!!
 ピアノを練習していると記憶をつかさどる海馬が発達しますので、記憶を蓄える脳が大きくなります。
またそれだけでなく、物を見る時に働く視覚野も活動するようになります。
これは耳から入った情報の一部を蓄えるために本来記憶には使わない部分の脳神経細胞を活用できる
ようになるということです。


  集中力が付く!!
 ピアノの演奏はとても細かく指を動かすので集中力が付くというのはご存知だと思います。
実際は指を動かし続けながら音を聴き強さの調節をし、楽譜の先読み(現在弾いている部分より少し先を
読み)をしてこれから弾く部分の音を頭の中で鳴らします。
さらに適切なタッチが出来るよう体を動かし、足はペダルの操作をします。
ピアノの演奏というのは大まかに言ってもこれだけ多くのことを同時に継続的にしていきますので、
高い集中力が付きます。





レッスンを始める年齢や練習量により差はありますが、ピアノは音楽を楽しむためだけのものではなく
脳の様々な機能を上げてくれます。
シニアの方は「子どもの頃から習わないと・・・」とおっしゃる方もいますが、何歳になっても脳の神経細胞は
増やすことが出来るのです。
「脳トレ」という言葉も一時期流行りましたね。

みなさんも、ピアノを弾いて脳力を上げてみませんか?



『ピアニストの脳を科学する』古屋晋一著より抜粋
『なぜピアノを弾くと脳力があがるの?』KAWAIより抜粋




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